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歯は万病のもと

「歯は万病のもと」と、昔からよくいわれています。歯の状態が健康に重大な影響を及ぼすからですが、それは進化論をさかのぼって考えると、よく理解できます。

 

地球が誕生したとき、最初の生命をもった生物は、アメ−バのように「口」しかありませんでした。脳があったわけでも、心臓があったわけでもありません。まず口ができ、つぎに腸ができて、口から入ったものを排泄するようになりました。これが生命の最初の形です。そのあとに内臓ができ、手足がつき、心臓や脳ができるという、長い年月をかけて人間の形に進化してきました。

 

つまり生命体として生きていくには、口がいちばん重要だったのです。ということは、脳の中心部には口腔の原始的な機能がたくさん入っていることを意味します。ですから、口腔になんらかの異常が生じると、脳の機能にも必ずその影響があらわれるのです。

 

たとえば歯が痛いとき、必ず頭が痛くなります。歯と頭の痛みで、ほとんど何も手がつかない状態になる、そんな経験はどなたもおもちでしょう。一方、ほかの臓器ではどうでしょうか。たとえば肝臓や腎臓が悪くても、歯のときのような症状が現れることはありません。肝臓や腎臓は脳から離れているし、異常は脊髄を通って伝わるためです。しかし、口周辺の組織に異常が生じると、脳の中心部に直接作用するために頭が痛くなったり、機能低下を起こしたりするのです。

 

脳の機能が低下するとは、どういうことでしょうか。脳にはホルモン系、免疫系、自律神経系の中枢が集まっています。これらの機能が全部低下するため、その影響は全身に現れてきます。とくに自律神経に支配されている内臓の機能が低下して、全身に不定愁訴が現れてきます。
歯は万病のもと、と昔からいわれるのは、そういう理由からです。昔は現代のように医学は発達していませんでしたが、歯並びの悪い人や虫歯の多い人、あるいは歯が欠損している人などは、何かしら病気もちでした。医学は発達していなくても、そういう経験則から、歯がどんなに大切なものかを昔の人は学んでいたわけです。

 

歯を抜いたり、削って詰めものをする治療は、歯だけを見た局所的な治療としてはいいかもしれません。しかし、全身の健康という大きな目で見ると、決していいとはいえません。いまお話したように、すべての臓器の機能低下をまねいて、その人が本来もっている健康状態をそこなうことになるからです。歯の治療を受けて逆に体調が悪くなったりするのは、そのためにほかなりません。

 

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