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不定愁訴の原因は歯並び

これまで歯の成り立ちや歯並びの異常についてお話してきました。先ほど分類した歯並びの異常のどれかをもつ人たちは、それを治したいと矯正歯科医を訪れます。いいかえれば、見た目にきれいな歯並びになりたいと思
っているわけです。
その要望は当然のことでしょうが、ここで肝心なことは、歯並びの悪い患者さんの多くが、何かしら体の不調をかかえていることです。

 

その不調はさまざまですが、一番多く見られるのは頭痛肩こりです。また、めまい耳鳴り腰痛を訴える人もいますし、手足のしびれ膝の痛みもあります。女性であれば生理不順生理痛に悩んでいる人もかなりの数にのぼります。

 

そういう症状は一つとはかぎりません。二つも三つもかかえている人もいますし、複数の症状が時を変えて出てくる人もいます。症状の重い・軽いも人により、本人がはっきり自覚している場合もあれば、指摘されて初めて気がつく場合もあります。

 

こうした症状があっても、やっかいなのは原因がどこにあるか分からないことです。だいぶ以前に「一億総半病人時代」といわれたことがありました。日本人のほとんどが、はっきりした病気ではないけれど、健康でもない半病人だというのです。矯正歯科を訪れる人たちに、まさにそういう状態の人がきわめて多いのです。

 

体に不調があれば、普通はそれを何か内臓の病気の兆候と考え、病院で診察してもらいます。ところが検査を受けても、臓器のどこにも異常が見つからないことが多いのです。そして、原因が分からないまま気のせいや年齢のせいにされ、自律神経失調症の薬や精神安定剤などを処方されて終わってしまいます。 このような原因が見つからない症状を「不定愁訴」といいます。患者さんは原因が分からないために病院を転々としたり、鍼灸やマ
ッサ−ジに通ったり、あるいは健康食品に救いを求めることもあります。ところが、そうした不定愁訴の原因として、実は歯のかみ合わせの異常や顎関節の機能障害も考えられるのです。

 

歯に原因があれば、かみ合わせを改善することで不定愁訴の症状が消える場合があります。かみ合わせを治療しても体の不調が消えなければ、歯ではなく他に原因があると考えたほうがよいでしょう。

 

しかし残念なことに、そこに着目する医師はほとんどおられないようです。現在の歯科医学でも、両者の因果関係を明確に判断する方法がないのが実情です。日本の医療は医科と歯科が分かれているため、一般病院では歯科に関連した疾患を見つけることが難しいのです。そのため、本来の原因となっているかみ合わせや顎関節の異常に気づかないまま、不定愁訴の症状をさらに悪化させている例も少なくありません。

 

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