抜かずに治す「歯並び」について知って頂くために、目次をご紹介致します。
本書には歯並びは健康にもたらす影響についての情報や、従来の矯正治療の問題点まで、矯正治療に関わる非常に多岐にわたった情報が掲載されております。みなさんが矯正治療について考える手助けに少しでもなれば著者として光栄です。
岸本雅吉
=====目次=======================================================
推薦のことば
まえがき
プロローグ
●なぜ現代人の歯並びは悪くなってしまったのか
・日本人の顔は変わってきた!?
あごの小さい子供が増えてきている
あごが小さくなっても歯の数は変わらない
最大の原因は食生活にある
・歯並びの異常は、なぜおこるのか
体の機能は使われなければ退化する
歯の発育とあごの骨の成長がバランス
子どもがよくするクセにも気をつけよう
・歯並びの異常があたえる深刻な影響
虫歯・歯周病になりやすい
胃腸障害になりやすい
学業や仕事にも悪影響が
いじめや非行の原因にも
・真剣に考えたい歯並びの矯正
いまや矯正はあたりまえの時代
歯並びや矯正は大人になってもできる
●歯並びの異常の原因は奥歯にもあった
・歯の”押しくらまんじゅう”で異常がおきる
「歯並びが悪い」とはどういうことか?
前歯の異常は外に表れた”症状”だ
奥歯の影響で前歯が悲鳴を上げている
奥歯は骨格までも変える
・奥歯の異常は顎関節も狂わせる
顎関節の特殊な働き
顎関節は「てこの原理」で動く
奥歯がてこを狂わせる
顎関節の異常を前歯が警告する
本当の異常は見た目だけでは分からない
・かみ合わせの異常は全身への悪影響を及ぼす
前身の不調を招く不正咬合と顎関節症
原因不明の不定愁訴は、かみ合わせを疑え
・前歯を治すだけでは本当の矯正は出来ない
前歯だけに目を奪われるな
●矯正治療の常識をくつがえす”非抜歯”矯正法
・歯を抜くのが矯正治療の常識だった
見た目重視の矯正は、こんなことをしていた!
便利だから抜かれていた小臼歯
歯を抜かないテクニックが少ない
・歯を抜かずにできる矯正治療法はある
真の矯正は見た目を治すだけではない
第一小臼歯は顎関節を守っている
小臼歯の代わりはほかの歯にはできない
抜かずに矯正できるテクニックはあった!
・対症療法と原因除去療法の根本的な違い
異常には必ず原因がある
本来の機能を取り戻す原因除去治療法
「後戻り」という名の「再発」
原因を除去すれば再発は少ない
・歯は一生もの
歯は、かけがえのない宝ものだ
「8020運動」から「8028運動」「8048咬合」へ
●ここが違う!岸本式”非抜歯”矯正の実際
・私がしている矯正治療の5つのポリシー
①健康な小臼歯は可能なかぎり抜かない
②リスクの大きい外科手術はできるかぎりしない
③矯正装置・装具の装着期間はなるべく短くする
④長い目で見てリーズナブルな治療費を
⑤必ず顎関節検査を行う
・初診から完了までの治療の流れ
始めるタイミングが大事
治療の前と後に顎関節機能をチェック
矯正治療で注意しなければいけないこと
将来的には補綴も含めた完全な治療を
・コンピュータを駆使した顎関節機能をチェック
顎関節再生の外科的治療は簡単にはできない
顎関節の動きを考えて歯並びを治す
顎関節機能をチェックする「アキシオグラフ」
あごの機能を立体的に捉える
データに基づいて咬合を再構成
●小臼歯を抜かずにここまで治った!”非抜歯”矯正治療例
叢生(乱ぐい歯)
上顎前突(出っ歯)
下顎前突(うけ口)
開咬
混合
用語解説
あとがき
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この本を読んでいただければ、上記のように矯正治療の基礎知識から治療法
までひと通りのことは学ぶことが出来ます。
歯は一生をあなたと過ごすパートナー。
大切にしてくださいね。