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非抜歯矯正こそ原因根治療法

ここまで読まれてこられた方は、矯正治療というものがどうあるべきなのか、おおよそのことは理解していただけたと思います。結論として繰り返しますが、歯並びを悪くしているのは、倒れてくる奥歯です。その影響を受けて前歯が乱れたり、出っ歯や受け口になるのです。ところが、そうした真の原因に従来の矯正歯科医はほとんど目を向けてきませんでした。表面に現れた異常だけに目を奪われ、健康な歯を抜いてまできれいに並べかえることにやっきになっていたのです。

 

歯並びの乱れの真の原因が奥歯にあるという点をつきとめ、理論展開されたのは神奈川歯科大学の佐藤貞雄教授でした。それまで食生活や遺伝など、歯並びが悪くなる背景はいろいろ語られてきましたが、歯科学的に原因を追究されたのは佐藤教授が初めてでしょう。 いままでお話したように、若い頃から矯正歯科の現状に疑問をいだいていた私は、佐藤教授から理論と技術を学び、元ウィ−ン大学のスラバチェック博士から口腔学の考え方を習得しました。そして現在の私の抜かない矯正治療「MK方式」を確立することができたのです。

 

私が行っている非抜歯矯正法は、原因を除去し、奥歯を起こして、乱れた歯並びを少しずつ三次元的に元の位置に戻す治療です。この方法だと、他の症状を起こす原因となる親知らずを抜くことはあっても、健康な小臼歯を抜く必要は必然的になくなります。むりやりスペ−スをつくらなくていいからです。また、症状を引き起こす原因を除去しますから、以前のような形の再発の可能性はきわめて低く、不正咬合や顎関節症に由来する不定愁訴も一部は改善していきます。

 

このタイプの非抜歯療法は、矯正歯科の世界ではまだ少数派です。しかし、根本原因を取り除き、歯を抜かずにできる矯正治療は、歯科の原点に返って考えるなら、ごく当たり前の治療だと思います。そして、その治療の成果をいちばんよく理解し、納得してくれているのは、おそらく私の患者さんたちでしょう。

 

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